Pitaliumはこれまでjarファイルをダウンロードして自分でセットアップする必要がありましたが、先日Mavenのリポジトリに登録されました!これで導入の手間が大幅に軽減されるはずです。
そこで今回はごく基本的なPitalium導入法に加えて、Dockerを使ってSelenium Hub/Nodeを簡単に組み合わせる方法を紹介します。
要件
まず以下の環境はあることとします。
- Docker
- Gradle
Dockerの実行
Dockerはすでにインストールされている前提とします。Selenium Hub/NodeはDockerコンテナイメージのサイズが大きいので、ダウンロードに時間がかかります。そこで、とりあえず実行しておきます。
これでどちらも実行されればSelenium Hub/Nodeが立ち上がって、Chromeが使える状態になります。
ディレクトリ構成
最低限のディレクトリ構成は次のようになります。
capabilities.jsonはHubのブラウザ設定を記述しますが、この時点ではChromeのみなので次のようになります。IEやFirefoxなど必要に応じて追加してください。
build.gradleは次のようになります。ここでPitaliumを指定するだけです。
SampleTest.javaは今回は次のように記述しました。03.基本的なテストコードの書き方 – hifiveのままですが、Dockerで立ち上がるChromeは英語版になっていますので、アクセス先を日本語版指定としています。
実行する
後はテストを実行するだけです。
しばらく待つと結果が表示されます。
そしてJUnitのファイルも生成されています。
Pitaliumのテストファイルも生成され、スクリーンショットも保存されています。
Dockerコンテナイメージがダウンロードできるまでに若干の時間がかかりますが、それさえ終われば環境を整えるのはとても簡単です。ぜひPitaliumを使ってWebブラウザベースのビジュアルテスティングを推進してください!