Googleが提供するWorkboxはService Workerを使う上で必須とも言える機能を提供してくれます。特にキャッシュ周りの面倒な操作を手軽に行ってくれるのが利点です。
今回はそんなWorkboxでキャッシュを作成する方法を紹介します。
インストール
Workboxのインストールはローカルにファイルを設置することもできますが、importScriptsでリモートファイルを指定するのが最も簡単です。
これで workbox
というグローバル変数が定義されます。
パターンで登録する
一般的にキャッシュを作成する場合、URL単位で指定します。しかしWorkboxの場合は正規表現パターンで指定できます。
このように定義することで、 *.js
のリクエストに対してはキャッシュファーストで返してくれるようになります。他にも workbox.strategies.networkFirst()
や workbox.strategies.staleWhileRevalidate()
も用意されています。
キャッシュを正規表現で指定することで、多数のファイルをまとめてキャッシュ化できます。特定ファイルはキャッシュしないというポリシーであっても、正規表現で指定すれば問題ありません。WorkboxはService Worker利用時には欠かせないツールと言えます。ぜひ使いこなしてください!